[書評]半うつ 仕事がつらいと思ったら読む1冊

今回は最近動画で紹介を見て気になった『半うつ 憂鬱以上、うつ未満』(平光源 著/サンマーク出版)を紹介します。著者の平光源さんは精神科医の方です。

どんな内容の本か?

みなさん、「仕事をしたくない」と思ったことはありますか。私はここ数年、新年度前後に胃が痛くなるような申請書業務が毎年あり、この時期は毎日のように「仕事に行きたくない」と言って過ごしています。とはいえ病院に行くほどか、というとそこまででもない、と思っていました。一度、胸がずっと痛くて内科に行ったきりという状態です。

そんな私のような、「仕事に行きたくない」と思いつつも病院に行くほどではない、という人におすすめなのが今回紹介する『半うつ』です。

「半うつ」は著者による造語で、うつではないものの、憂鬱よりは状態として悪化している中間的な状態を指す言葉です。本によると、精神科を訪れる人はすでに完全なうつの状態になっていることが多く、その手前の段階から病院に来てほしい、という思いがあるそうです。そこで、うつになる前の状態に名前を付け、「この状態でも精神科に行っていい」という認知を広げる試みとして、この言葉を作ったとのことでした。

本書では、うつとはどういう病気なのか、その前段階である半うつとはどういう状態なのか、そして半うつからどのように回復していけばよいのか、といったことが書かれています。私はうつに関する知識がそれほどなかったこともあり、非常に勉強になった一冊でした。

どんな人におすすめか?

今回の本は、次のような人におすすめだと思います。

  1. 「仕事に行きたくない」と言っている人
  2. 家族が「仕事に行きたくない」と言うのをよく耳にする人

うつのような状態にあると、「憂鬱だけどまだ働けるから大丈夫」と思いがちです。そう考えている方は、ぜひこの本を読んで考え方を見直してみるとよいと感じました。

個人的に良かった点

個人的には、次の点が良かったです。

  1. うつとはどういう病気なのかを知ることができた
  2. 実は自分の状態が結構まずかったかもしれない、と理解できた

幸い身近にうつの人がいないため実感がなかったのですが、うつという病気がどのようなものかを知ることができたのは大きかったです。加えて、私の「毎日のように仕事に行きたくないと言う」「胸が痛くて一度病院に行く」という経緯は、典型的なうつ患者がたどる道らしく、本の冒頭にまったく同じことが書かれていて驚きました。幸い、つらい仕事はひと段落して今は落ち着いていますが、毎年ありそうな気がするので、今後も注意していこうと思います。

終わりに

今回は『半うつ』を読んだので、その紹介でした。この本を読むと、うつは気付いていないだけで一歩手前という人がかなりいそうに思えます。他の方も注意していただければと思いました。

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