[書評] 100話で心折れるスタートアップ ー スタートアップの負の面を知りたいと思ったら読む一冊
今回は隔週であげている書評回です。今回は同僚に勧められて読んだ「100話で心折れるスタートアップ」です。
どんな内容の本か?
この本はキラキラしたイメージのあるスタートアップの負の面を四コマと簡単な解説で紹介している本です。
皆さん、スタートアップと聞いてどんなイメージを持ちますか?本にも書かれていますが、私もメディアで取り上げられるスタートアップはキラキラしている感じがあっていい印象があります。そんなイメージがありますが、著者曰く、9割のスタートアップが死ぬそうです。そしてスタートアップが直面する問題はほとんど同じそうです。この本ではそんなスタートアップが直面する問題や負の面も知っておく必要があるということで著者がTwitterに上げた漫画がベースの本です。
内容としては話は聞いたことあるというものが多い印象で、紹介してくれた人(弊社の経営者)も大体経験したと言っていたので、スタートアップあるある話が本当に多いと思います。ただし、四コマで理解しやすいこともあり、結果として結構心にグサッと来るものありました。個人的にはコミカルなキャラクターの四コマ漫画なので最後まで読み切れましたが、この形式じゃなかったら辛くて最後まで読めなかったかもしれません。
ただ、読み切るとスタートアップのリスクがどういうものかを理解できるので、心構えができた印象です。
どんな人にお勧めか?
個人的には以下のような人におすすめかと思います。
- これからスタートアップを企業しようと思っている人
- スタートアップがどういう企業か気になる人
「はじめに」に書いてありますが、スタートアップをやろうと思っている人はどういうことが起きる可能性があるのか負の面をちゃんと知っておくという意味では1のような人はぜひ読むと良いと思いました。
また、スタートアップというのがどういう企業なのか気になるという方もぜひ読むと良いと思います。キラキラしたばかりではないということが分かると思います。
個人的に良かった点
個人的に良かった点は以下の通りです。
- スタートアップの負の面をちゃんと知ることができた
- うまくいっているスタートアップというものがどういうものかを知ることができた
1の点はこの本のメインで、その部分はある程度理解できて良かったと思います。あと「おわりに」に書かれていますが、今回の物語のスタートアップが実はまだうまくいっているほうというのが結構衝撃でした。実はまだまだヤバイ例があることを知れたので良かったです。
終わりに
今回は「100話で心折れるスタートアップ」を読んだのでその紹介になります。スタートアップの負の面をいろいろ知ることができて良かったです。
隔週でこのように本の紹介記事を書いてます。もし興味があれば他の本の記事も見ていただければ幸いです。