[書評] 健康になる技術 大全 ー 健康になりたいと思ったらまず読む一冊
少し間が空きましたが、今回は「健康になる技術大全」を読みましたので、その書評になります。
どんな内容の本か?
みなさん、健康には関心があるけど、いろいろな情報が出回っていて結局何をすればいいのかわからないってことになってないでしょうか?
私自身、時々健康診断で引っかかるようになってきたので、健康が気になるようになってきました。ただ、とりあえず本を参考にしようと思って本を手に取るのですが、複数の本で違うことが書かれている場合があり、結局どうすればいいのかわからないという状態いなりがちでした。
この本ではそんな問題にたいして著者が信頼できるエビデンスをまとめて紹介してくれている本です。この本の特徴的なものがこのエビデンスをしっかりと示すということです。特に日本人の著者によくあるのですが、基本的に根拠となる情報の参考文献が何も書いてなくて、どれくらい信用できるのか謎なものが多い印象です。この結果、本に書かれている内容がどれくらい信用に足りるのか読者からは判断できないものが多いと思っています。
この本ではこのようなことがないように、どの研究のないようなのか参考文献がしっかりと書かれていて、気になったら参考文献に当たれれるようになっています。
また、タイトルに大全とある通り、書かれている内容も幅広く、行動を変えるための方法から、食事、運動、睡眠など幅広い項目に関して書かれています。このため、何か健康系の本を読みたいと思ったら今ならこの本が一番お勧めだと思っています。
どんな人にお勧めか?
以下のような人におすすめかと思っています。
- 健康に関する本を何か1冊読みたいと思っている方
- いままでいろいろ健康に関する本を読んだけど結局何もアクションを取れてない方
- 参考文献がない本に嫌気がさしていた方
1,2に関しては内容のところにも書きましたが、幅広い内容の健康本なので、網羅性が高く、また行動を変えるためにどうすればよいかまで書かれているので、この本を参考に実行しやすい印象があります。
また、3に関して、私がそうだったのですが、健康系の本は本当に参考文献が書かれてないことが多い印象です。このため、本を読んで気になったことに関して調べる手立てがほとんどない状態でした。これに関してこの本は丁寧に参考文献を書いてくれているので本当にありがたいと思っています。
個人的に良かった点
- 参考文献がしっかり示されている
- どこまでがエビデンスがあることで、どこから著者の意見なのかどうかがはっきりわかるように書かれている。
1に関しては先ほども紹介しましたが、2に関しても個人的には良かったと思っています。健康系の本では医師の方が今までの自分の経験に基づいて書いているケースがありますが、参考文献がないこともあって、どこまでが研究で示されていることで、どこからが著者の意見なのかが分からないものが多い印象です。
この本ではちゃんと参考文献が示されていることもあり、どこまでがすでにある研究なのかわかりやすいことに加え、著者自身の意見はしっかり「自分の意見」であることがわかるような言い回しになっています。このため、既存研究と著者の意見を区別して判断することがしやすかったです。
終わりに
今回は「健康になる技術大全」を読んだのでその書評です。ちゃんと参考文献がのっている健康に関する本はずっと探していたこともあり、個人的には非常によかったです。
毎週月曜日はこのように本の紹介記事を書いてます。もし興味があれば他の本の記事も観ていただければ幸いです。