[書評] 罰ゲーム化する管理職 ー つぶれない管理職になるためにまず読む一冊
今回は「罰ゲーム化する管理職」というなかなかすごいタイトルの本を読んだので紹介の記事を書きました。
どんな内容の本か?
管理職でないみなさん、これから管理職になりたいと思う人はどれくらいいるでしょうか?
私自身、管理職になりたいとあまり思ってなかったタイプで、一定数そういうことを漠然と思っている人はいるのではないかと思っています。
この「罰ゲーム化する管理職」は、なんで管理職になりたいと思う人が少ないのか、管理職がなぜ大変なのか、大変さを減らすための手段を提案してくれている本になります。
私自身、今現在管理職で、まさにこの本であげられた問題を漠然と感じていました。
ただ、漠然と感じていた問題に対して、どうして問題に思うのかやそれをどうやったら解決できるのかのアイディアがなかったので、この本は非常にためになりました。
どんな人にお勧めか?
いろいろな人に読んでほしい本ではありますが、特に読んでほしいのはこの二つのパターンの人かと思っています。
- 現在管理職の人
- 管理職が漠然と気になっている人
1の現在管理職の人はほぼ今の私と同じような人だと思いますが、私と同じように問題だと漠然と思っていても、その問題をうまく言語化できていない、または解決策はまったく思いつかないという人が多いのではないかと思っています。
そのような人はまずこの本を手に取って読んでみると、自分の問題を理解でき、どのような解決策があり得るのかを考えるきっかけになると思っています。
また、2のまだ管理職ではない人も是非読んでみると良いと思っています。管理職になるとこんなに大変と思うことが多いと思いますが、実はその大変さを部下やチームメンバーが理解していると管理職の人との行き違いが大分緩和されて、仕事がしやすくなるのではないかと思っています。このため、管理職じゃない人も読むと良いと思っています。
個人的に良かった点
個人的にはこの本を読んで良かったこととしてこの二つがあります。
- 今までうまく言語化できなかった管理職の問題を言語化できるようになった
- 管理職の問題に対してどのように対処すればよいかの参考例が知れた
特に1に関してがこの本を読んで一番良かったと感じる部分です。管理職になってまだ5年もたってない状態なので、そもそもなんでこのような辛い状態になっているのかわかってない部分が多くありました。そこに対して、そもそも日本の組織体制がどのように変化していったのかや欧米の体制はどのような形が一般的なのかというのが分かったおかげで、なぜ今の罰ゲームみたいな管理職の状態になっているのかよく理解することができました。
また、2であげたように問題が理解できたところでどうすれば解決できるのかがわからない状態だと辛いだけですが、この本ではこのようにすれば解決できるというのをいくつか紹介してくれています。
会社が協力してくれないとできない手段もありますが、いくつかは比較的簡単に実行可能なものも説明されているので、行動に移しやすく良いと思いました。
終わりに
今回は「罰ゲーム化する管理職」という本を読んだので、その紹介を書きました。
月に2回くらいこのように本の紹介記事を書いてます。もし興味があれば他の本の記事も見ていただければ幸いです。