[書評] 思考の質を高める 構造を読み解く力 ー 文章の理解度を高めたいと思ったときに読むと良い一冊
毎週月曜日恒例の書評回です。今回は「思考の質を高める 構造を読み解く力」を読みましたので、それについて書いていきます。
どんな内容の本か?
この本は一言でいうと「文章の構造を捉えて効果的にインプットとアウトプットをする方法を教えてくれる本」です。
特にこの本では文章の構造を捉えることの重要性、構造を捉える訓練方法などを紹介しています。
何気なく読んでいる本をどうやったら効果的に理解できるのかということが気になったことありませんか?読書好きなら多分一度は思ったことがあると思います。この本は文章の構造に注目して、構造を捉えるといいことが多いということを教えてくれます。
また、構造が大事と分かったとしてどうやって鍛えるのか?がわからないと思いますが、この本ではそのあたりもしっかりフォローされていて、新聞などを利用した構造の捉え方の練習方法も紹介しています。
どんな人にお勧めか?
個人的は以下のような人にお勧めかと思っています。
- 長い文章を読んだときに結局何が言いたいのかわからないことが多い人
- 会議などでうまく考えていることを伝えられない人
特に1に関しては構造を理解できればかなり改善できるのではと思っています。また、本の後半では自分の思考をうまく伝える方法について書かれています。私自身、この相手にうまく自分の考えを伝えることが難しいと感じることが多々あるので、参考になる部分がありました。
個人的に良かった点
個人的には以下のところがよかったです。
- どのように人が文章を理解しているのかの一端がわかった
- 構造を捉える訓練方法を知ることができた。
最近、ChatGPTを使うにあたり言語モデルについていろいろ調べていることもあり、人がどのように文章を理解しているのかということに最近興味がありました。それもあり、今回の本を読んだのですが、構造という切り口で文章を捉えているというのはある程度しっくり来たので読んで良かったです。
また、構造を捉えることが重要と分かっても、じゃあどうやって訓練するのとなりそうだったのですが、それについてもちゃんと書いてあったので非常に良かったです。
終わりに
今回は「思考の質を高める 構造を読み解く力」について書きました。ちょうど言語モデルでいろいろ勉強していたところでもあったので、タイミング良くよい本が読めて良かったです。
今後も毎週月曜日は今回のような書評回にしようと思いますので、興味ある方は月曜日にブログを見に来てみてください。
この記事が皆様の参考に少しでもなれば幸いです。