[書評] 老舗書店「有隣堂」が作る企業YouTubeの世界 ー 面白YouTubeチャンネルの裏側が知りたい人向けな一冊

老舗書店「有隣堂」が作る企業YouTubeの世界 ~「チャンネル登録」すら知らなかった社員が登録者数20万人に育てるまで~」のKindle版が3/24に発売しました。

私は本を電子版でしか基本買わないようにしているので、Kindle版を首を長くして待っていました。なので、発売してまだ間もないですが、すぐさま読んだので今回の記事はその感想です。ちなみに私自身この有隣堂のチャンネルのファンなので、このチャンネルが好きな人の感想だと思ってお読みください。

どんな内容の本か?

有隣堂が数年前からやっているYoutubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」の誕生からチャンネル登録者数が20万人を超えたあたりまでの裏側に関してまとめた本になります。

有隣堂に限らず本屋さんで本を買うことはどんどん減っているという話ですが、有隣堂も例にもれず書店の売り上げが落ちる中、文具を売ったりカフェの併設したりして工夫をしているそうです。ただ、それ以上の変化をもたらすために初めての業態でかつ自社メディアが重要という話でYoutubeチャンネルを作るぞ!という社長の一言でこのチャンネルをスタートさせることに。ただ、知識ゼロの社員でどうやってYoutubeチャンネルを立ち上げてチャンネル登録者数を増やしていくか?その悪戦苦闘の様子がこの本で時系列順に紹介されています。

また、このチャンネルには有隣堂の社員の方が何人も登場するのですが、その中でも何度か登場する社員のインタビューもあり、あの動画の撮影のときこんなこと考えてたのか、ということが知れるのもの魅力かなと思います。

どんな人におすすめか?

以下のような人におすすめかなと思っています。

  1. 「有隣堂しか知らない世界」のファン
  2. 企業でYouTubeチャンネルを活用する事例を知りたい方

私は1のタイプなので、非常に楽しめました。また、2の方から見ても面白い本かなと思っています。特に有隣堂のチャンネルは有隣堂で買えない商品の紹介してたりと、「YouTubeチャンネルが本当に企業のためになっているの?」ということを素人から見ると思ってしまうような内容が結構あります。ただ、それにも関わらず高い効果をこのYouTubeチャンネルによって生まれているそうです。その様子がこの本で説明されています。このため、YouTubeチャンネルでこんな効果もあるのか!?ということを知りたい人はぜひ読んでみると良いかと思います。

個人的によかった点

個人的によかった点としては以下の点です。

  1. 大好きなチャンネルの裏側が知れてよかった
  2. YouTubeチャンネルの社員のインタビューで「あの人そんなこと考えてたんだ」というのが知れてよかった

特に初回のキムワイプの回、各店舗でキムワイプが買えないことを了承して撮ってたのかと思ってたらそうじゃなかったことや、「干したくあん」の衝撃の回のとき、紹介している社員さんや広報の人たちはそんなこと考えてたのか、ということが知れて楽しかったです。

終わりに

今回は「老舗書店「有隣堂」が作る企業YouTubeの世界 ~「チャンネル登録」すら知らなかった社員が登録者数20万人に育てるまで~」を紹介しました。

いつもとテイストが違う本ですが、面白かったので多くの人に読んでいただけるといいなぁということを思っています。

最後に私のお気に入り「有隣堂しか知らない世界」の動画Top3のリンクを張っておきます。マジで面白いので1度見てみてください。

1位:「なんだその説明!?」が連発の「【面白すぎる】日本一売れる辞書「新明解国語辞典」の世界 ~有隣堂しか知らない世界021~」

2位:嫌いな古文が好きになった「【Pretenderを”古文”で歌ってみた】古文訳J-POPの世界 ~有隣堂しか知らない世界008~」

3位:作者が面白過ぎる「話題の新刊『元彼の遺言状』の著者が登場!新人作家の世界 ~有隣堂しか知らない世界029~」

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